どうも、ますてぃと申します。
今回は調理方法による有害化学物質の除去(軽減)をご紹介します。
いうまでもなく食材は、
買い物の段階から、
安全性の高いものを選ぶことが最重要です^^
お金の使い道は、
安全な日用品、安全な食材から、
優先したいものですね。
食材に関連する有害化学物質は
非常に多岐に渡ります。
野菜や果物、穀物では、
化学肥料、農薬、
硝酸塩(不完熟な肥料を使った「有機」栽培にも含まれます)、
ダイオキシンなど。
肉や魚介類では、
環境ホルモンと呼ばれる様々な化学物質、
ホルモン剤や重金属、プラスチックなどが、
脂肪分の多い箇所にたまる傾向にあります。
近年、一部の栽培方法を除いて、
放射性物質による汚染も、
非常に心配です。
野菜などの残留農薬は、
水洗いでほとんど流れ落ちますが、
これらをできるだけ軽減する知恵は、
今や食卓に不可欠と言えます。
ひとまず食材の栄養素は度外視して、
除毒の方法をいくつかご紹介します。
練り製品の「すじ」やソーセージなどを用いて、
特定の「下ごしらえ」で
ソルビン酸の含有量がどれだけ減ったかを
実験した人がいました。
今回は、この方の検証を元にします。
調査方法
ある液体(水溶液)に食材を10分浸けた結果、
食材の含有ソルビン酸がどれだけ減ったかを
調べる、という簡単なもの。
一例の結果はというと・・・
40度のお湯・・・およそ30%減
15%の塩水・・・およそ50%減
50%酢水 ・・・およそ40%減
このほか、しょうゆ洗い、大根おろし洗い、
氷水洗い、下ゆで、アク取り、などなど、
様々な下ごしらえの実験結果が紹介されています。
出典:
『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法 食材の選び方から下ごしらえ、食べ方の工夫まで [ 増尾清 ]』
あれれ?これって・・・
そうです、日本の伝統的な調理方法ですね^^
「化学物質」が誕生する前からあった下ごしらえ方法、
この多くが、食材の毒素を軽減してくれるのです♪
洗い流す
表面や臓器ごと取り除く
水に溶ける有害物質を水分ごと出す
油に溶ける有害物質を脂肪分ごと出す
調理方法に込められた基本的な考え方が、
そのまま体への負担を減らしてくれます。
100%除去できるわけではないので、
過信は禁物ですが、
外食や出来上がった食材を買う機会が増えた今日。
調理を1から始めることで、
リスクを自分で軽減できますね。
合わせて「家の手作り」と言う食文化を、
一層、今一度、楽しめるのではないでしょうか^^