花粉症のやや新説 真の原因は●●を疑おう!

どうも、ますてぃと申します。

 

マスクが必要な人(花粉症など)に届かない・・・。
とても残念ですが、
捉えようによっては、
根治を目指すチャンスかもしれません。

 

今回は、花粉症のやや最新科学のお話。
原因から解消方法を探ってみます^^

 

動画でご覧になりたい方はこちら。

 

花粉症の多い地域って?

 

花粉症が多いのはいわゆる「先進国」で、

日本のほか、オーストラリア、イギリス、ロシア、アメリカなど

名だたる国で発症者が出ています。

 

「文明化」の進んでいない地域では

発症者はほとんどなく、

「発展途上」とされる地域では増加傾向にあります。

 

ざっとですが20世紀半ばから、

発症者が増え始めたとされています。

 

 

従来の原因説を検証

まずアレルゲン説から。

 

花粉はアレルゲンだった

 

花粉そのものがアレルゲンとなる、ということですね。

実際、花粉そのものに対し、IgE(抗体)ができます。

これにより免疫系が働き、排除しようとする結果の炎症が、

「花粉症」とされます。

 

それはそうなのですが、

いつからか、なぜかという疑問が出てきます。

 

これは花粉が増えたからだ!」という意見は根強く、

自然環境下での花粉への被曝量(被曝時間)と発症率の相関関係を

示した論文があります。

(3443通信 http://www.3443.or.jp/book/book_sugikafun/sg_top.htmより抜粋)

 

一見するとそう思えるのですが、

20世紀に入ったとたん、

 先進国にだけ花粉が爆発的に増え、被曝時間も伸びた

 だから花粉症が増加した」とは、考えにくいですね。

  

先ほどの論文も、中国のある地域を対象に検証されたそうですが、

研究室内で花粉だけをピックアップして、

アレルギー性を検証したわけではないので、ちょっと難ありですね。

 

 

アレルゲン説その2 花粉+化学物質がアレルゲン

 

被曝量と別に外的な要因として指摘されるのは、

花粉そのものでなく、

花粉+化学物質がアレルゲンとなる、とする考え方です。

 

なぜなら工業が無かった時代は、花粉症など無かった、

花粉そのものではなく、化学物質に汚染された花粉がアレルゲンになる

とする考え方ですね。

  

様々反論もありますが、

東京都が過去に、

花粉のみを吸い込んだ場合と、

ディーゼル車の排気ガスと花粉とを混ぜて吸い込んだ場合との、

マウスの花粉症の発生を調べたことがあるようです。

 

混合させたものを吸ったマウスの方が花粉症を発症した、

という内容でした。

 

 

現在では、

実際に花粉は、大気中の窒素酸化物やオゾン、PM2.5などの微粒子と反応して、

あるいはくっついて、より強力なアレルゲンとなることがわかっています。

(およそ2倍の影響力がある) 

 

衛生仮説に基づく免疫系の過剰反応説

 

原因としてもっともよく言われるのが、

「免疫系の過剰反応」説です。

 

今主流の考え方で、衛生仮説と呼ばれています。

花粉症が多いのは、先進国なんですね。

 

衛生仮説とは、

その社会の衛生面が改善され

本来戦うべき感染症がうんと減ったことで、

戦う相手がいなくなった免疫が力を持て余し、

敵でなかったもの(花粉)にまで過剰反応するようになった

というものです。

 

ですが、これも現実に則さないと反論があり、

最たるものは、

ホコリや花粉を攻撃する前に攻撃する相手がいるではないか

というもの^^

 

そうです、体内にいる「非自己」を攻撃する方が早いはずです。

腸内細菌や皮膚粘膜に住んでいる「常在菌」ですね。

 

ところがこれらは、基本的には攻撃されません。

人体で免疫系の過剰反応が起こる一方で起こらない存在がある。

という矛盾が、現実に起きています。

 

また、免疫系の過剰反応説が正しければ、

花粉症と1型糖尿病などは同時に起こりえないはずです。

 

花粉症は免疫系のTh2細胞が過剰反応した場合に起こり、

1型糖尿病はTh1細胞が過剰反応した場合に起こるとされました。

 

Th1細胞とTh2細胞は、どちらかが優位になると

どちらかが息をひそめる関係だ、とされています。

 

つまり、二つの疾患は同時に起こらない、となるはずなんです。

ですが現実には、併発する方がおられます

 

衛生仮説とそれに基づく免疫の過剰反応では

説明がつかないんですね。

 

 

新説 制御型T細胞の不全

 

このカギを握るのは「過剰反応」を抑え込む

盾のような働きの細胞の存在です。

 

これを制御性T細胞と言います。

これが機能しなくなることで、

免疫系のタガが外れるわけですね。

 

とすると、制御型T細胞の機能不全を起こすものこそが、

「原因」と考えられるわけです。

 

実は、この制御型T細胞に指示を出しているのは、

ある種の腸内微生物たちだということがわかってきました。

(バクテロイデス・フラジリスなど)

 

彼らが、人間の免疫から自分が攻撃されないよう、

制御性T細胞に指示を出すそうです。

 

アレルギー疾患を持つ人の腸内細菌叢は、

かなり多様性にかけ、

この種の微生物たちも少ないことがわかってきました。

 

腸内細菌叢の偏り、

これが免疫系の過剰反応をもたらすんですね。

 

解決策

  

「よしわかった。じゃあ何を摂ればいい?」となるでしょう。

しかし、本来考えるべきは「何を摂るかではなく、何を摂らないか」です。

 

腸内細菌叢が大きく偏る原因は

抗生物質をはじめ、抗菌剤、殺菌成分、防腐剤、といった

化学成分の取り込みすぎ、使いすぎです。

 

食べ物にも日用品にも、肉なら飼料レベル、野菜も肥料レベルから、

当たり前のように使われています。

 

これらがごっそりと腸内細菌叢の比率を変えてしまうんですね。

 

イギリスのブリストル大学の研究グループは2013年、

2歳になるまでに抗生物質を投与された子どもは、

受けなかった子どもに比べて、

8歳までに喘息になる率は2倍近く高く、

抗生物質を使う回数が増えるほど、喘息、皮膚炎、花粉症を発症しやすかった、

という発表をしました。

(『あなたの体は9割が細菌』より抜粋)

 

解決策の第一は、

こうした殺菌性の化学物質や安全性の不確かな化学物質を

最低限に切り替える、暮らしの転換ですね。

 

恐縮ですが、このサイトでお伝えしていることです^^

 

断っておきますと、抗生物質を全否定する、という話ではありません。

結果的に多くの命を感染症から救ったのも事実ですから、

 

メリットとデメリットを天秤にかけて、

最低限、という判断がいいのではないでしょうか。

 

ただ、ここを改めずに、何がいいとか、薬で抑えるとかでは、

解決にならないでしょう。

 

一式切り替えた上で・・・

 

おすすめ1 食べ物。

 

まず安全な野菜や穀物、

そして、それらからできた様々な「生きた発酵食品」です。

 

ヨーグルトよりは、納豆や漬物、味噌などです。

(もちろん自然塩がいいですね^^)

 

また、ヨーグルトなら数社のものとオリゴ糖を混ぜていただく、

くらいはされるといいでしょう。

 

少しずつでいいので、毎日

発酵菌とそのエサ(食物繊維やオリゴ糖)を

とり続けていくことで、

今からでも腸内細菌の多様性は作れます

 

オススメは発酵菌からご自分で作られることですね^^

詳しくはこちら→ 発酵菌の作り方

 

  

おすすめ2 水素のお風呂

 

それから、水素のお風呂はおすすめです。

アレルギー体質の方は、

基本的に炎症が起こりやすい状態です。

 

水素の溶けたお風呂は、抗炎症作用がとても高いです。

   

 詳しくはこちら→ 水素のお風呂

 

そして、基本ではありますが、質の良い睡眠をとってください。

  

マスクの着用は、汚染された花粉から身を守る、という意味で、

効果的かと思います。

 

 

おすすめ3 思い込みをズラす

 

最後に、「自分は花粉症だ」という思い込みをズラしてみる、

という提案ですね。

 

「花粉症は自分らしくないな」と声に出したり、

花粉症とは無縁だ」と描いてみることです。

 

「それは気持ちの問題でしょう!?」と

思われるかもしれません^^;

 

確かに思い込むだけで花粉症を解決するのは

やや高難易度ではあります。

 

ただ、反対に、

「自分は花粉症である」「しょうがない」と、

どこかで花粉症状態に落ち着いていると、

案外何をしても改善しにくいんですね。

 

かくいう私も、

一時期は花粉症を患いました。

 

結果的に今はまったくと言っていいほど、

影響を受けていません。

きっかけとなった時期にやっていたのは、

3ヶ月間、ガラッと生活を変えてみたことです^^

 

当時は、

日用品をできる限り安全なものに変え、

ハーブを中心に食物繊維を多く摂り、

水をよく飲みました。

 

制御型T細胞は最近知ったばかりですが、

それくらいのことでも改善ができたわけですね。

(あくまで個人の体験です^^;)

というわけで、今回は、

花粉症の原因とより抜本的な改善方法をご紹介しました。

 

有料で、

食や暮らしのカウンセリングも

やらせていただいていますので、

ご希望の方はお問い合わせください^^

詳しくはこちら

 

 

参考文献・サイト様

動画でご紹介した書籍、参考サイト様はこちら。

脳に免疫力をつければ病気にならない

Bitly

あなたの体は9割が細菌

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3443通信

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るいネット

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=288112

遺伝子改変モデル動物を用いた「新たな慢性アレルギー炎症誘発機構」の解明

研究内容

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